ポリ管の灯油が無くなってきたから、ガソリンスタンドに入れに行こう!
ガソリンスタンドに着いて、灯油の入ったポリ管を車から出そうと思ったら
「あっ!車の中で残ってた灯油がこぼれてる(-_-;)」
車に載せるとき、うっかりポリ管のキャップを締め忘れていたのが原因でした。
とりあえず灯油を入れて、窓を開けて臭いを逃がしながら帰宅しましたが・・・
車の中で灯油をこぼした時ってどう処理するんだろう?
マットに灯油がしみ込んで、車内に充満した臭いが取れない!
実は灯油をこぼしたら拭き上げるだけでは、中々臭いまでは簡単に取れません。
車の中で灯油をこぼした時は、どうやって処理するのが正しいのでしょうか?
慌てずに、臭いを消すための手順を見ていきましょう!
Contents
車のトランクで灯油をこぼした時にまずすること
車のトランクで灯油をこぼした時はまず、灯油をできる限りふき取って下さい。
灯油は常温でも液体が気体へと変化する揮発性の油ですが、同じ揮発性油のガソリン等と比べると非常に揮発性が低いです。
そのまま放置しておくと、しつこく残る液体なのでいつまでも臭いが続きます。
灯油をこぼした時は窓を開けて風を送るだけでは、一時しのぎで素早い消臭は期待できないということですね(^^;
まずはできる限り灯油を除去することから始めましょう!
こぼした灯油の拭き取りに使う物
こぼした灯油の拭き取りには吸収性の高い新聞紙が一番。
消臭効果もあるのですごく効果的です。
まずは、灯油をこぼした部分に何枚か敷いた後に重しをして灯油をしっかりしみ込ませて下さい。
この工程を最低3~5回くらいは繰り返してできるだけ灯油を吸収させましょう!
細かい部分まで徹底的にするなら↓↓のマイクロファイバークロスがおススメ。
ぬるま湯に浸してから固く絞った状態で拭くと油をより効果的に吸い取ってくれます。
カー用品店やホームセンターに100~300円程度で販売されていますし、店舗によっては100均でも手に入れることができます。
灯油をこぼした時だけでなく、
- 洗車の後の拭き上げ
- パソコンの画面拭き
- 鏡の掃除
- 窓の掃除
なんかにも使えるので、家に一つあると便利ですよ~(^^)
充分に拭き取ったところで臭いを消す2つの方法を試してみて下さいね^^
車内でこぼした灯油の臭いを消す2つの方法
車内でこぼした灯油の臭いを消すには、界面活性剤とアルコールを利用します。
成分名だけ聞くと小難しい話しに聞こえてきますが、どちらも殆どの家庭にある身近にあるものですよ~(^^)
それでは2つの方法を分けてお伝えしていきます。
車のマットは外して洗うのがベスト!
車のマット等に灯油がこぼれてしまった時は、取り外して丸洗いするのが効果的です!
この時活躍するのが界面活性剤。
油と水を混ざりやすくする働きをしてくれるので、灯油を水と一緒に洗い流すことができるようになります。
いちばん身近で使いやすいのは食器用の洗剤ですね(^^)
直接ふりかけて水で泡立て、灯油を浮かし水と共に流して下さい。
洗った後は新聞紙等でできるだけ水分を吸い取ります。
その後、しっかりと天日干しすることで消臭効果も上がります。
14時以降は気温が下がって湿気を吸い込んでしまうので、冬場は11~13時辺りを狙って干して下さいね。
シートなど外せない物の臭いの消し方
シートなど取り外せない物の臭い消しに役立つのはアルコールです。
灯油はアルコールと中和するという性質がありますので、スプレーすれば一緒に蒸発させることができます。
アルコール濃度の高いエタノールや除菌スプレーにアルコールが入ったもの等を使って下さい。
身近にある様な物の中ではガラスクリーナー等が使えますよ。
吹きかけた後は乾拭き、その後更にに水拭きをして天日干しして下さい。
ちょっと手間暇かける時間がない…という場合は、カー用品専門の会社が販売している灯油の消臭スプレーを使ってみるのもありです!
↓↓11秒から実演が始まります。
参照:https://youtu.be/YjeyETEk5XA
どちらの対策をするにしても車内の換気は充分にしておきましょう!
出来れば外の寒さと、天日干し対策の為に日中に作業するのがベストですね(^^)
そこで気になるのが、車内でこぼした灯油への引火の危険についても知っておきましょう。
車内で灯油が引火する危険性は?
灯油が液体で常温の時は、引火する可能性は低いです。
冬場によく起きる静電気の心配も、灯油単体の状態だと引火する可能性も低いと言えますね。
ただし、外部からの熱で高温になり、気化した状態になると簡単に引火してしまいます。
特に車内で注意しておきたいのが、車の中でのタバコは控えておくのが無難!
こぼした灯油の温度は上がっていなくても、タバコの火などの熱で灯油の温度が上がり気化すると簡単に火がついてしまいます。
危険ですので、念のため匂いがなくなるまでは注意しましょう!
車で灯油をこぼした時の臭い対策のまとめ
車の中でうっかり灯油をこぼしてしまったときは、慌てず
- 新聞紙で拭き上げる
- 車のマットにこぼした時は、マットを外して食器洗い洗剤などで洗う
- 外せない部分にこぼした時は、アルコールを使って灯油を揮発させ拭き上げる
このポイントは押さえておきましょう。
因みに、車の中で灯油をこぼした時に色々探していると車屋さんのブログでこんな事が書かれていました!
万が一、灯油をこばしてしまったとしたら・・・。
車両保険を思い出してみましょう今回、ここまで大がかりに修理できるのは、車両保険を使うことができるからです。
「えっ、灯油こぼして保険使えるの?」
そう思った方も多いことだと思います。
灯油をこぼした状況にもよりますので、一概に車両保険が使えるとはいえませんが、
今回の場合は、車両保険対応で等級据え置き(来年の保険料が上がらない)事故となります。車両保険約款には、支払事由として「衝突、接触、墜落、転覆、物の飛来、物の落下、火災、爆発、盗難、台風、こう水、高潮その他偶然な事故によって被保険自動車に生じた損害」と規定されております。
では、灯油をこぼしてしまった損害は、どれに当てはまるのでしょうか?
それは・・・
この中の「その他偶然な事故」という項目に当てはまります。
引用元:車好きスタッフがつづるメカニック奮闘記!http://kawada-auto3.blog.so-net.ne.jp/2011-12-01
私は車両保険にも入っていなかったので、論外でしたがなんと!
うっかり灯油をこぼした時も、場合によっては車両保険の対象になることもあるんですね~(@_@)
車両保険に入っている方は保険の加入条件を確認して、こぼれた状況を保険会社に相談してみるのもいいかもしれませんね!